爪木崎

爪木崎は、須崎半島の東南端に位置する景勝地で、白亜の灯台が立つ美しい岬です。柱状節理の断崖「俵磯」は静岡県指定文化財で、海岸の規則的な岩の積み重なりが目を引きます。家族でゆったり散策しながら、地質の神秘を感じられるスポットです。

敷地内の爪木崎花園では、四季折々の花々が咲き、温室でパパイヤやブーゲンビリア、バナナなどの亜熱帯植物を観察できます。小さなお子さんも珍しい植物に興味津々になるでしょう。特に冬は野水仙の大群落が甘い香りを漂わせ、水仙まつりで地場産品の販売や飲食ブースが楽しめます。ハマダイコン、スカシユリ、イズアサツキ、ハマユウ、イソギク、ツワブキなど多様な植物が四季を通じて観察可能です。

須崎漁港や小白浜から爪木崎まで整備された遊歩道を歩けば、心地よい潮風の中、広大な太平洋や伊豆七島の眺めを堪能。自然観察にぴったりです。遊歩道は急傾斜や小石がある箇所もあるので、手をつないでゆっくり進み、歩きやすい靴を準備しましょう。親子で花や岩、景色を探しながらのんびり過ごせます。