小沢の湯

小沢の湯は、熱海七湯の一つで、勢いよく吹き出す温泉蒸気を使って温泉卵を作れる無料の見学スポットです。沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯として知られ、「平左衛門の湯」と呼ばれていましたが、地元では小沢に位置することから「小沢の湯」と称されています。清左衛門の湯同様、声の大きさによって湧き出す量が変わったという言い伝えが残る歴史ある場所です。

2023年7月にリニューアルされ、蒸し釜が2つに増え、ベンチも新設されて家族連れでも使いやすくなりました。口コミでは、小さなお子さん連れの家族が地元の方から親切に作り方を教わり、楽しく体験した様子が伝えられています。高温の蒸気を使うため、厚手のミトンや火箸を持参すると安全で、ザルに入れて6〜7分程度蒸すのが目安です。隣に名水が湧くため、出来上がった卵を冷やしてすぐ食べられる点も魅力です。地元の人々が太鼓判を押すおいしい温泉卵は、熱海の温泉情緒を味わう格好の機会となります。

熱海の街歩きと合わせて訪れると、他の七湯巡りとあわせて温泉の歴史に触れられ、小さなお子さんにも自然の力を身近に感じさせる教育的な遊び場としておすすめです。雨の日でも楽しめる屋外スポットとして、家族の思い出作りにぴったりです。