施設紹介 About
世界的に貴重なセミクジラ骨格標本が魅力の小さな漁業文化博物館
雲見くじら館は、1977年に雲見漁港に迷い込んだ体長11.5メートルのセミクジラの骨格標本をメインに展示する小さな博物館です。住民が海に戻そうと努力したものの衰弱死したこの未成熟個体は、体重22トンで世界的にも貴重なセミクジラとわかり、解体されて海岸に埋められた後、1981年に発掘され、1983年に標本として公開されました。
地元特産のテングサ漁で使用された漁具が並び、雲見上の山城主である高橋丹波守が北条氏に鯨肉を献上した古文書なども見られます。クジラの巨大なスケールを間近で実感しながら、漁業の道具や歴史資料を通じて地域の暮らしや文化に触れられる点が魅力です。小さなお子さんには骨格の大きさに驚きの体験を提供し、自由研究や勉強の題材として活用できます。
屋内中心の展示なので天候を気にせず訪れやすく、短時間でサクッと楽しめるコンパクトさが家族連れに適しています。周辺の海岸エリアと合わせて、地元の海の恵みを感じる学びの旅をおすすめします。
おすすめポイント
1
巨大セミクジラ骨格の迫力
2
テングサ漁具で漁業文化に触れ
3
自由研究の最適題材
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