旧澤村邸

旧澤村邸は、下田市のペリーロード終着点に立つ大正4年建築の建造物で、なまこ壁と伊豆石の特徴的な外観が目を引く無料休憩施設です。旧下田ドック創業者で旧下田町長を務めた澤村久右衛門氏により建てられ、平成20年に寄贈を受けた後、耐震改修とトイレ新設が行われ、平成24年から一般公開されています。下田まち遺産に登録されたこの建物は、母屋の落ち着いた和室や奥の離れにある蔵のギャラリーでゆったりとした時間を過ごせます。

家族連れでペリーロードのレトロな街並みを散策した後に訪れるのにぴったりです。木造2階建ての母屋では歴史的な風情を味わいながら休憩が可能で、小さなお子さんも和室の畳上でくつろげます。公衆トイレが併設されているため、長時間の観光でも安心です。周辺は静かな町並みで、短時間で下田の伝統建築を体感できる貴重なスポット。歩きやすい靴を履いて、ペリーロード全体を一周するコースに組み込むと、子供たちに下田の歴史を自然に伝えられます。無料で利用できる点も、気軽なお出かけに最適です。