庚申塚古墳（静岡県）

庚申塚古墳（静岡県）は、静岡県富士市に位置する県指定史跡で、全国的に極めて珍しい双方中方墳の形状が特徴です。東西長軸約40m、高さ約3.5mの墳丘に浜石の葺石が施され、田子の浦砂丘の上に位置しています。東方約150m先に市指定史跡の山の神古墳があり、古代の遺跡群を巡る学びの場として価値があります。

外観の見学が可能ですが、古墳内への立ち入りは私有地のため不可です。周辺は砂丘地形で足元が不安定な箇所もあり、駐車場やトイレ設備がなく、小さなお子さん連れの場合は事前の準備が必須。歩きやすい靴を着用し、短時間でサクッと訪れるのに適したスポットです。富士市内の他の史跡と組み合わせたドライブコースに組み込むと良いでしょう。

未発掘のため謎が多く、家族で古代のロマンを想像しながら散策を楽しめますが、設備の少なさを考慮し、天候の良い平日をおすすめします。