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奈良時代の古代寺院跡を無料で散策!金堂や塔の復元基壇が魅力の史跡公園
片山廃寺跡は、東名高速道路近くの有度山西麓に位置する奈良時代の寺院跡で、長年の発掘調査により金堂・講堂・僧房の基壇と礎石が復元された史跡公園として公開されています。
昭和初期に道路工事で礎石や瓦が発見されて以来、60回以上の調査で伽藍配置が明らかになり、南から金堂・講堂・僧房が一列に並ぶ姿や周囲の板塀跡が確認されました。特に平成20年の発掘で塔跡が見つかり、駿河国分寺である証拠として寺院の規模、僧房の大きさ、平城宮似の瓦模様、奈良時代創建などが積み重なりました。案内板や想像図を片手に、古代の寺院を思い浮かべながら歩く散策は歴史好きの家族にぴったりです。聖武天皇が全国に建てた国分寺のロマンを感じ、子供に簡単な歴史クイズを出したり、出土品の鬼瓦や塼のイメージを語り合ったりと、想像力を刺激する遊び方がおすすめです。
現在は暫定整備の史跡公園ですが、宮川瓦窯跡群も近くにあり、出土品は静岡市埋蔵文化財センターで展示されています。令和7年9月18日に「駿河国分寺跡」へ改称され、さらなる本格整備が期待されます。静かな環境でゆったりと古代を体感できる無料スポットとして、近隣散策の折に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
おすすめポイント
1
金堂・講堂基壇復元で伽藍配置を実感
2
塔跡発見で国分寺の歴史を学べる
3
案内板片手に古代寺院想像散策
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