八丁池

八丁池は標高1,173mに位置する断層湖で、天城火山の斜面にできた窪地に水が溜まって誕生した自然の池です。周囲をブナやヒメシャラ、アセビなどの原生林が囲み、野鳥のさえずりが響く森の中を散策できます。モリアオガエルが産卵する貴重な生態系も魅力で、周囲がスズタケに覆われていたことから別名「アオスズの池」とも呼ばれます。

小さなお子さん連れでも楽しめる季節運行のバスを利用したコースがあり、二階滝バス停から八丁池口行き専用バスでアクセスし、野鳥の森・コルリ歩道入り口からスタートします。ブナ林を抜けるオオルリ歩道、マメザクラが多い上り御幸歩道、コマドリ歩道、ウグイス歩道を通る約4km、1時間40分の緩やかな上り下りのルートです。池のほとりでは穏やかな水面を眺め、自然の静けさを感じられます。

伊豆市湯ケ島の山中で、ブナなどの木々が織りなす森の空気や野鳥の声に触れ、家族のんびりとしたハイキングがおすすめです。歩きやすい服装と靴を準備して訪れ、豊かな自然環境を満喫しましょう。