岩科学校

明治時代の美しい校舎「岩科学校」は、まるでタイムスリップしたかのような体験ができる貴重な場所です。「むかしの学校ってどんなだったんだろう？」そんな子どもたちの疑問にきっと応えてくれますよ。伊豆最古の小学校として国の重要文化財にも指定されており、松崎町特有の「なまこ壁」とバルコニーなど洋風デザインが融合した美しい外観は、親子で見てほしいポイントです。

中に入ると、当時の教室や校長室が再現され、昔の教科書や道具の展示から明治の子どもたちの学びの様子を垣間見ることができます。特に注目なのは、地元出身の名工・入江長八による龍の彫刻や、2階和室の欄間に描かれた「千羽鶴」。その繊細で見事な鏝絵（こてえ）は、芸術作品としても見応え十分で、本物に触れる良い機会です。

敷地内には「開化亭」という趣のある建物があり、元は明治8年に建てられた村役場だったとか。ここでは、松崎町ならではのお土産を買ったり、喫茶コーナーで一息つけます（ラストオーダー16:30）。「桜ジェラート」や「ジェラート大福」といったご当地スイーツは、子どもたちもきっと大喜び！
歴史的建造物ではありますが、昔の学校の雰囲気に触れたり、美しい芸術作品を間近で見たりすることは、10歳未満のお子さんにとっても新鮮な発見があるはず。周辺はのどかな田園風景が広がっており、家族でのんびりとした時間を過ごすのにも適しています。近くの公園や自然散策と組み合わせて、松崎町の歴史と文化に触れる1日を計画してみてはいかがでしょうか。