施設紹介 About
古代の庭園と国宝仏像で歴史に触れる古寺
摩訶耶寺は神亀3年(726年)に行基により開創された高野山真言宗の古刹で、厄除けの御本尊正観世音菩薩を祀り、法多山や善明寺の観音と三姉妹観音の長女として信仰を集めています。
平安末期から鎌倉初期の作とされる池泉鑑賞式庭園は県指定名勝で、池に築山、石組、中島を配置した座視・回遊式の構成が特徴です。昭和43年(1968年)の学術調査で泥土と草木の中から再発見されたこの庭園は、静かな環境でゆったりと自然の景色を眺めながら歩くのに適しており、家族で四季の移ろいを観察する機会を提供します。宝物館では国指定重要文化財の不動明王像(平安時代末期作)と千手観音像(藤原時代初期作)、県指定重要文化財の阿弥陀如来像(平安時代末期作)を間近で鑑賞でき、歴史的な仏像の精巧さに触れられます。
小さなお子さんには庭園の池や石組を探検するような散策がおすすめですが、トイレや飲食設備がないため、事前の準備が重要です。静寂の中で文化財を学ぶ、落ち着いた家族の学びの場として活用してください。
おすすめポイント
1
平安庭園の静かな散策
2
国宝仏像の間近鑑賞
3
厄除け観音の信仰スポット
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