原生の森

原生の森公園は、函南町北東部の来光川源流部に位置する標高460～680メートルの約14ヘクタールの保安林を活用した保健休養の場として整備された公園です。公共治山事業により保全され、豊かな自然環境の中でゆったりとした散策が楽しめます。

遊歩道を歩きながらヒノキ、ヤマボウシ、ヒメシャラ、ケヤキ、エゴノキ、マメザクラ、アセビ、ヤマツヅジ、ガクアジサイなど約90種の植物を観察できます。紫水の池では鯉、鮒、ニジマス、アブラハヤなどの魚を眺め、池の周囲の芝生エリアやベンチで休憩しながら自然に親しめます。展望台からは富士山や駿河湾などの遠望が広がり、四季折々の風景を堪能可能です。

原生林に接したエリアでは、オナガ、キジ、ウグイスなどの鳥類やキリシマミドリシジミ、タカネトンボなどの昆虫も生息し、小さなお子さんでも木の実探しや生き物観察に夢中になれます。平坦な道が多く歩きやすいため、家族でのんびりとした森林浴に適しています。利用時はバーベキューや火気の使用、キャンプ、ごみ持ち帰り、池の魚釣りを控え、自然を尊重した遊び方を心がけましょう。