浜松市博物館

旧高山家住宅は、浜松市村櫛町から移築された19世紀半ばの標準的な農民住宅で、蜆塚公園内に位置します。小規模ながら土間、かまど、座敷などの当時の生活の跡が残り、漁業・農業を営んだ家庭の日常を垣間見ることができます。間取りはシンプルで床上2室のみ、土間が全体の約2/5を占め、古材を活用した素朴な造りが特徴です。

公園併設のため、縄文時代の蜆塚遺跡や復元竪穴住居と合わせて歴史探訪が楽しめます。10歳未満のお子さんには、畳に座ったりかまどの黒さを観察したりと五感で昔の暮らしを体感する機会に。内部見学は博物館開館日9:30〜16:30（悪天候時は不可、事前電話確認を）。古民家特有の段差や滑りやすい床、貴重品に触れないよう保護者同伴で注意が必要です。飲食・撮影ルールは不明のため控えめに。ベビーカーは公園の舗装路でOKですが、内部は靴を脱いで狭い空間を移動します。所要10分程度のコンパクトさで、博物館のペーパークラフトもおすすめです。