施設紹介 About
江戸時代の代官屋敷!国重文で歴史とパンのルーツを学ぶ
自然豊か
ペット同伴OK
売店あり
駐車場あり
江川邸は、江戸時代に韮山代官を務めた江川家の武家屋敷で、国の重要文化財に指定されています。約400年前に建てられたとされる主屋は、釘を一本も使わない「小屋組」という伝統工法で建てられた屋根裏の構造が圧巻!地震の揺れを吸収する仕組みは、現代の免震構造にも通じる知恵です。土間から見上げると、その迫力に驚かされるでしょう。
また、江川邸は日本で初めてパンを焼いた場所としても知られています。36代当主の江川英龍は、兵糧食としてパンを考案した「パン祖」。邸内にはパン祖の碑があり、毎年4月のパンフェスタでは、当時のレシピを再現した「パン祖のパン」が振舞われることも。お子さんと一緒に日本のパンの歴史に触れることができます。
他にも、日蓮上人直筆の「火伏せの護符」が納められ、火災から守られてきたという逸話や、貴重な古文書、武具などの展示もあり、歴史好きなお子さんには特に興味深い場所です。
世界遺産の韮山反射炉も近く(車で約5分)、江川英龍が建設に関わっています。お得な共通券もあるので、合わせて見学すれば、幕末の日本の技術や歴史についてより深く学べるでしょう。歴史的建造物のため、走り回ったり大声を出したりはできませんが、親子で静かに歴史探訪を楽しむのにおすすめのスポットです。
おすすめポイント
1
釘を使わない屋根裏!400年前の建築技術に驚き
2
日本初!兵糧食としてのパンの歴史を体感できる
3
江戸時代の代官の暮らしと文化に親子で触れる
歴史
江川家は、約850年前にこの韮山の地に移り住んだとされる旧家です。江戸時代には代々韮山代官を務め、広大な地域を治めました。現在の主屋は約400年前(1600年頃)の建築とされ、1958年に国の重要文化財に指定。その後、書院や蔵なども追加指定され、敷地一帯は「韮山役所跡」として国の史跡にもなっています。幕末には36代当主・江川英龍が活躍し、日本の近代化に貢献しました。
特別な体験
毎年4月12日前後の週末には「パンフェスタ」が開催され、英龍公が考案したレシピを再現した「パン祖のパン」が土間のかまどで焼かれ、振る舞われます(有料の場合あり)。また、定期的にミニ企画展が開催され、江川家や韮山の歴史に関する様々なテーマの資料が展示されます。スタッフによる無料ガイド(要事前問い合わせ)をお願いすれば、より深く江川邸の魅力を知ることができます。
隠れた魅力
春と秋の期間限定で公開される内庭では、茶道の世界で有名な「韮山竹」の竹林や、季節ごとの美しい景色を楽しめます。また、主屋の土間には立ち木をそのまま使ったと伝えられる「生き柱」があり、力強さを感じさせます。かつて名酒と謳われた「江川酒」の逸話も残っており、歴史の深さを感じさせます。
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