大泉寺（沼津市井出）

大泉寺（沼津市井出）は、曹洞宗の寺院で源頼朝の弟・阿野全成の居館跡に由来します。境内に伝阿野全成・時元の墓があり、市指定史跡として源平合戦の歴史を物語っています。本尊は聖観音で運慶の作と伝えられ、首掛松の伝説や乳が出るようになったといういちょう観音の言い伝えも残る歴史深い場所です。

小さなお子さん向けに季節ごとの子ども禅のつどいが開催され、禅を通じて心を落ち着ける体験が可能です。子供の日にはバーベキュー、綱引き、ゲームなどのイベントがあり、家族で参加しやすい身近な場となっています。自然豊かな境内を散策しながら、灯籠や石橋、小さな像、草花に触れ、ゆったりとした時間を過ごせます。境内には保育園もあり、地元家族の憩いの場として親しまれています。こうしたイベントや散策を通じて、子どもたちに歴史や自然、伝統文化に親しむ機会を提供します。坂道を登る入口から本堂へ向かう道中も、木々やお堂が点在し、探検気分を味わえます。