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馬場平古墳|浜松の丘陵に佇む古墳時代前期の大型前方後円墳
浜松市浜名区の丘陵地帯に位置する馬場平古墳は、古墳時代前期後葉に築かれた全長47.5mの前方後円墳です。昭和9年の開墾作業中に木棺を納めた粘土槨が発見され、銅鏡や管玉などの貴重な出土品が得られました。これらの出土品は県指定有形文化財として浜松市博物館で展示されており、古墳の見学後に博物館を訪れると当時の有力者の暮らしや埋葬文化をより深く理解できます。
墳丘は後円部直径約33m、高さ4.6m、前方部最大幅15m、高さ2.1mの規模を測り、自然の風化や一部破壊が見られますが、土盛りの形状が今も残る丘陵の尾根に沿った立地が特徴です。周囲の自然豊かな環境でゆったりとした散策が可能で、子どもたちに古墳の形を体感させたり、歴史のタイムトリップを楽しむのに適しています。足場が土で不安定な箇所があるため、歩きやすい靴を準備し、親子で手をつないで進むのがおすすめです。
馬場平古墳は市指定史跡として保全されており、気軽に訪れられる無料スポットです。周辺の静かな山里の空気を感じながら、古代の遺構を間近で観察する体験は、日常とは異なる学びの機会を提供します。博物館との組み合わせで1日コースとしても充実した親子時間になります。
おすすめポイント
1
全長47.5mの大型前方後円墳
2
銅鏡・管玉の貴重出土品
3
丘陵散策で自然体感
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