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古代東海道の関所跡!足柄峠で歴史を体感する散策地
足柄の関跡は、昌康2年(899年)に東海道足柄坂に出没する強盗団を取締まる目的で設置された関所の跡地です。峠付近は古くから足柄路として東国と西国を結ぶ公道として利用され、鎌倉時代に箱根道が開かれるまで東海道最大の難所として知られ、多くの歌枕としても詠まれました。現在は標柱、おじぎ石、小さな社が残されており、当時の旅人が石に手をついておじぎをし、手形を差し出した様子を想像しながら静かに歴史に触れられます。
足柄峠は海抜759mに位置し、周辺には足柄城址や足柄万葉公園、聖天堂が点在するハイキングコースの一部として位置づけられます。竹之下の合戦で足利尊氏軍の本営地となった場所としても歴史的意義が深く、自然の中で古代の交通路を辿る体験が得られます。ただし、急な坂道が多く、トイレや飲食設備、駐車場がなく、公共交通機関からのアクセスもJR足柄駅から徒歩90分と長いため、体力に自信のある家族向けです。小さなお子さん連れの場合は、事前の下調べと歩きやすい靴の準備がおすすめで、他の史跡と組み合わせた半日以上の行程を計画すると充実した散策になります。
おすすめポイント
1
おじぎ石で関所の様子を想像
2
足柄峠の古代公道跡を散策
3
周辺史跡とハイキング連動
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