天城宏山窯

天城宏山窯は、伊豆天城山の麓に位置する焼き〆陶器の工房で、鉄分豊富な土を薪窯で黒く焼き上げた日常使いの器を製作しています。「器は料理を盛って『器』に」「花入れは花を入れて『花入れ』に」というモットーのもと、料理や花を美しく引き立てる黒い器が特徴です。これらの器は使うほどに味が出て美しく変化し、毎日の食卓を豊かに彩ります。

緑豊かな天城温泉郷に囲まれた工房は、住居兼仕事場兼ギャラリーとなっており、ろくろ台や窯の様子を間近で見学できます。敷地内には工房、ギャラリー、母屋が並び、ゆったりとした空間で器を眺めたり手に取ったりしながら、職人のものづくりの現場を感じられます。親子で訪れて、黒い器が料理と調和する様子を想像したり、購入したりするのもおすすめです。周辺の自然を活かした穏やかな立地で、伊豆旅行の途中に立ち寄りやすいスポットです。

訪問時は事前連絡を心がけ、工房前や母屋でお迎えをお願いしましょう。ネット販売も行われており、Creemaやminneで器をチェックできます。ものづくりの本質に触れる静かな学びの場として、小さなお子さんと一緒に器の魅力を発見してください。