指揮者・原田慶太楼氏とヴィオラ奏者・川本嘉子氏を迎えてお送りする、富士山静岡交響楽団の第131回定期演奏会、浜松公演です。コンサートは、バッハの音楽を基にしたウォルトンの華やかでリズミカルな組曲「賢いおとめたち」で幕を開けます。続いて、日本を代表するヴィオラ奏者・川本嘉子氏が自ら編曲を手掛けたシューマンのチェロ協奏曲（ヴィオラ版）を披露。ヴィオラならではの深みのある音色が、この名作に新たな魅力を吹き込みます。この特別な演奏は、川本氏がコロナ禍に着想を得、故・宮澤敏夫氏（富士山静岡交響楽団 元専務理事）の励ましも受けて実現したものです。メインプログラムは、シューマンが心身の苦難を乗り越え希望を見出したとされる交響曲第2番。原田慶太楼氏のダイナミックかつ繊細な指揮により、冒頭の緊張感から希望に満ちたフィナーレへと至る壮大な音楽が、聴く者の心を力強く揺さぶります。名匠シューマンの魂が息づく豊かな響きとともに、感動の瞬間をお楽しみください。 ※この演奏会は小学生以上が対象です。未就学のお子様はご入場いただけませんので、あらかじめご了承ください。